<紀要論文>
初級者対象の日本語反転授業 : 地域の日本語教室への提言とともに

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概要 本稿は筆者が担当する九州大学大橋キャンパス日本語初級クラスの実践報告であり、小山(2020)の続報(実践編)である。本コースは学習時間が1学期30時間しかなく、既存の教科書をそのまま使うことはできない。そこで、小山(2020)では「文法は規則と表現の2つに分けて考える」と「語彙は共有語彙と個別語彙に分けて考える」の2つを軸に本コースの実情に合った教材(シラバス)の素案を示した。しかし、授業の進め方...については「予習先行で行う」という以外、具体的な提案はできていなかった。本稿ではまず、当時の教材(シラバス)がその後の実践を経てどう変わったのかについて報告し、次に、その教材(シラバス)に基づいて現在どのような授業を行っているのかについて報告する。ここでのキーワードは「反転授業」である。その後、本授業を受講した学生の評価と見学した日本語教員の感想・コメントについて報告し、最後に、同じような環境で日々試行錯誤している地域の日本語教室の教員に向けた提言を述べたい。続きを見る
目次 1  本報告の背景
2  小山(2020)で述べたこと
 2 − 1  学習内容を見直す
 2 − 2  文型・文法
 2 − 3  語彙
 2 − 4  話題
 2 − 5  文字
 2 − 6  授業の進め方
3  学習内容の見直し
4  授業の進め方に関する新たな工夫
 4 − 1  反転授業
 4 − 2  反転授業の利点
 4 − 3  暗記は授業内で
 4 − 4  予習の予行練習
5  授業の流れ:初級1 クラス
6  授業の流れ:初級2 クラス
7  評価Ⅰ:受講者の感想
8  評価Ⅱ:授業を見学した教員の感想
9  提言:地域の日本語教室にこそ反転授業を!
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登録日 2025.04.01
更新日 2025.04.02

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