<紀要論文>
言語音声の知覚における選択的順応について

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概要 合成された言語音声刺激を用いる選択的順応の実験は、順応によって言語音声処理のどのレベルが選択的により多くの影響を蒙るかという音声知覚の理論的問題を解明することを目的とする。本研究では、有声破裂音バーダの調音場所に対応する音響的次元に沿って均等なステップで連続的に変化する剌激連続体をテスト系列とし、その連続体の両端または一端に位置する刺激を言語的順応剌激、遷移を含む第二フォルマントのみから成る音を非...言語的順応剌激として、選択的順応手続きによる実験を試みた。結果は、順応刺激バとダを比較すると、ダよりもバにおいて、また、順応刺激が言語音と非言語音の場合、提示耳が同側耳と逆側耳の場合の比較では、言語的順応刺激及び同側耳提示の場合において、それぞれ順応効果が大きいことが見出された。続きを見る
目次 はじめに
言語音声に関する選択的順応の実験
実験I
 〔目的〕
 〔方法〕
 〔結果と考察〕
実験Ⅱ
 〔目的〕
 〔方法〕
 〔結果と考察〕
一般的考察
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登録日 2023.09.05
更新日 2023.11.08

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