<学術雑誌論文>
フレーベルにおける乳幼児期の食体験の位置づけ

作成者
本文言語
出版者
発行日
収録物名
開始ページ
終了ページ
出版タイプ
アクセス権
JaLC DOI
概要 本稿の目的は、フレーベルが乳幼児期の食体験にどのような意義を見いだしていたのかを解明することである。彼は、乳幼児期の食事を「諸印象の享受」として捉えている。食事は、その時期の発達課題の中心として位置づけられているわけではないが、その時期における発達を支える基盤としてしっかりと機能している。また、食事の体験は、私たちの生涯にわたる倫理的な在り方を規定するものとみなされている。子どもには、まず、質素で...ほどよい食生活を習慣づけ、節度ある振る舞いを身につけさせなければならない。また同時に、様々な味わいの体験を通じて、子どもが味覚などの感覚を鋭敏に働かせ、品位ある趣味を形成し、精神面での発達にも影響を与えられるよう働きかけなければならない。本論で明らかにした食体験に関するフレーベルの記述は、なぜ刺激の強い食習慣を避けるべきなのかという、現代の食生活上の課題から生じる問いに対しても、説明のための手がかりを与えるであろう。続きを見る
目次 はじめに
1 乳児期
2 幼児期
終わりに

本文ファイル

pdf 20_p037 pdf 1.26 MB 471  

詳細

PISSN
NCID
レコードID
主題
タイプ
登録日 2023.05.11
更新日 2023.09.13

この資料を見た人はこんな資料も見ています