<紀要論文>
近世日本史料『続編孝義録料』にみる唖者 : 近世日本の農村社会にみる聾唖表象
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概要 | 本稿は江戸時代後期日本の史料『続編孝義録料』より聾唖伝文4件を抽出し、江戸時代後期日本の農村にみる唖者を描像するとともに、日本聾唖史に連関布置し日本障害史に資することを目的とする。『続編孝義録料』にみる聾唖伝文4件のうち3件は農村を舞台としており、江戸時代後期日本の農村においても、唖者が仕形・手真似を用いて親の介護をおこない、周囲の農民との意思疎通をもはかっていた様子を窺うことができる。また聾唖伝...文のさまざまな手話関連語彙が用いられており、「手品」の用例を初めて見出したほか、「手真似」の初出典拠時期が19世紀中葉から19世紀初葉に遡り得ることを確認した。続きを見る |
目次 | 1.はじめに 2.史料 3.孝子褒賞と唖者 4.聾唖語彙史 5.手話関連語彙史と手話歴史言語学 6.身分的周縁論と複眼的時代区分 7.おわりに |
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登録日 | 2023.04.06 |
更新日 | 2023.04.06 |