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Abstract |
本稿では、中国における会話授業のあり方を探るための基礎研究として、初級終了程度の学習者が結束性構成能力をどの程度習得しているかを調査した。また、その習得段階における「分かりにくさ」「不自然さ」の原因を探った。その際、結束手段を①論理的・時間的手段、②内容的手段、③その他の項目に分類し各々の習得状況を分析した。 ①は試行錯誤で既習項目を使用する習得段階にある。この段階では聞き手にとって予期しない形式が...使用されるため聞き手の理解を阻害し発話が「分かりにくく」なっていると考えられる。②についてはその使用が主に省略や同一語句の反復に限られる段階であるため、情報が重複して提示され発話内容が冗長的で単調になる。そのために「分かりにくく」「不自然」な印象を与えると考えられる。学習者の発話においては、既知情報の提示が量的質的に不十分である点が「分かりにくさ」「不自然さ」につながっていると考えられる。show more
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