<紀要論文>
疲労き裂伝播に与える純Al双結晶粒界の効果

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概要  疲労き裂伝播に与える結晶粒界の影響を実験的に検討した. 純Al巨大結晶粒界をほぼ直角に通過する疲労き裂の伝播形態を調べ, 大変形に追随可能な新しいひずみ測定法により, き裂が粒界を通過する際のき裂先端塑性域の変化を定量的に求めた. 負荷方向の剛性が大きい (一般にすべり易い) 結晶から剛性が小さい (一般にすべり難い) 結晶へき裂が伝播する場合, き裂先端塑性域の減少・逆の場合の増加現象が結晶粒...界を挟む一定領域で認められた.
 また, 結晶粒界に関する2つのモデルを考えて弾塑性有限要素法による数値解析を行い, 結晶粒界近傍での塑性域の挙動を説明し, 塑性域と結晶粒界の間に干渉が存在する限界を求めた.
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目次 1. 序
2. 純AI双結晶中の疲労き裂伝播実験
 2. 1. 試験片作成方法
 2. 2. 試験片の寸法と特性
 2. 3. 疲労負荷試験
 2. 4. 実験結果
3. 双結晶き裂モデルにおける弾塑性解析
 3. 1. 計算モデル
 3. 2. 計算方法
 3. 3. 解析結果
4. 結論
謝辞
参考文献
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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04

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