<紀要論文>
導線放電爆発による金属の溶射 : 第4報 : 合金溶射とその皮膜

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概要 前報までは,主として金属(単成分)についての線爆溶射の方法と,その最適溶射条件,溶射皮膜の組織と性質,および2, 3の機械的性質などについて報告されている.本報告は,合金溶射の最適条件について述べ,さらにEPMAによる合金皮膜の組織上の観察,および合金皮膜成分の組成変化の分析,さらにまた,その合金皮膜の性質について,SUS-304 (18・8 Cr Ni鋼)皮膜の磁性,硬さ測定,皮膜自休およびその...溶射被覆体の耐食試験などを行った結果について述べる.線爆溶射の主要条件の一つである,線に対する最適放電エネルギ密度の定数ei0(従来のK1相当)を,実験結果と個々の合金のもつ性質上の特長とから検討し,幾つかの合金について求めた結果,このei0 (kJ /cm3)と,線爆溶射の最適放電条件式における線材の材料定数K1との関係はei0≃7.5×10^-2K1^-1礼であった.一般に,合金のei0の値は,その合金を構成する各金属(成分)のei0値の範囲内にあって,平均値よりも下まわる.各種合金の溶射皮膜をEPMAで観察した結果,いずれも,成分の分布は極めて均ーであった.また,合金線とその皮膜の成分とについてそれぞれ分析し,その組成を比較した結果,他の成分に比べて,沸点の低い成分ほどその組成比が小さくなっていた.SUS-304の溶射皮膜は,かなり強い磁性を示すが,その主な理由は,皮膜中の組織の一部に変態組織が存在するためである.各合金の溶射皮膜の硬さは,焼鈍した線材の約2倍である.常歴における耐食試験を5% NaCl水溶液と,27% HNO3水溶液で行った結果,SUS-304およびSUS-304の溶射皮膜自体は,どの試験液にも溶解しなかったが,SUS-304を溶射被覆した軟鋼は,どちらの液に浸潰してもすぐ赤錆が生じ,また,皮膜のピンホールから液が浸透して徐々に溶解した.しかし,軟鋼にA!Zn合金を溶射被覆したものは,5%のNaCl液に長時間浸漬しても,減量せず,また,赤錆も発生せずに良好な耐食性を示した.続きを見る
目次 1. 緒言
2. 実験装置
3. 合金の溶射条件とその検討
4. 合金溶射皮膜
5. 合金溶射皮膜の2,3の性質
6. 結論

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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04