<紀要論文>
流れ方向に振動する円柱後方の渦列

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概要 一様な粘性流体の中に流れに直角においた円柱を流れ方向に正弦的に振動させた場合,その後方にできる渦列はいかなる特性を持つかを実験的に調べた.実験は小型の水槽を使用し,円柱を一定速度で牽引すると同時に進行方向に正弦的に強制振動させた.測定は主にReynolds数を100と固定し,円柱の振動振幅をいろいろ変えて円柱の振動数と後流渦の発生振動数およびその幾何的配置との関係について調べた.実験結果によると,...Kármán渦の自然発生振動数の近傍で円柱を強制振動させると円柱の振動と完全に同期してKármán渦が発生される領域がある.またKármán渦の自然発生振動数の2倍の振動数の近傍で円柱を強制振動させると,円柱振動数の1/2に同期してwakeが振動する領域があり,この場合wakeの1振動は4個の渦からなっている.同期の領域は,前者より後者の方が数倍大きく円柱表面の剥離点は非対称である.さらに円柱の振動数を増大すると,円柱の両側面から円柱の振動毎に1対の対称な渦が発生される.しかしこの対称渦列は十分後方まで安定に存在し得ないのであって,再び大きな非対称渦列に巻き込まれていく.この非対称渦列はもはや円柱の強制振動数とは無関係に振幅/円柱直径比に応じて大体一定の振動数をもつ.続きを見る
目次 1. 緒言
2. 実験方法
3. 実験結果
4. 結言
謝辞

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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04

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