<紀要論文>
フラクタルを基礎とした時系列および空間データ管理の手法とその応用

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概要 本論文では,フラクタルにより近似できる時系列や空間データを管理するデータベースを形成する1つの手法を提案し,応用例を与える。具体的には時系列や空間データを直接的にフラクタルで近似し,データベースを管理する項目としてフラクタル次元や分散を用いるほか,フラクタル図形を検索の基本 図形として設定する。関係データベースにはフラクタルの観測に付随して情報と同時に,フラクタル図形の予測を用いた平滑化手法により...検出された特徴的なパターンを検出して項目として管理する。この平滑化手法では,フラクタル図形を原信号とインパルス応答関数とのたたみ込みとして表現し,図形の一部から計算したインパルス応答関数をスケール変換することにより図形を予測し,予測値との差異を特徴として検出している。同時にウェーブレト変換を用いたフラクタルの検証ノイズ除去などについても述べている。応用例として,株価時系列,および雲の形状データ管理をあげ,簡潔なシステムとなっていることを示す。続きを見る
目次 1 まえがき
2 フラクタルを基礎としたデータ管理システムの概要
3 フラクタルによる特徴抽出
4 フラクタルのデータベース化
5 応用例
6 むすび

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登録日 2020.05.28
更新日 2020.10.14

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