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Abstract |
本論文の目的はインターネットにおいてWeb2.0という用語が普及した経済的背景を検討することである。Web2.0を代表するSNSやブログ、動画投稿サイトは自己表現の機会や非対面的な友人ネットワークを拡大する単なる手段ではない。それらは消費2.0という概念と密接に結びついている。消費2.0とはSNSやブログによって、消費者を広告代理店として用いるという、新しい宣伝形態を媒介にした消費のことである。生...産と消費が分離するという構造をもつ資本制経済では、消費者にどのようにして多くを消費させるかということが大きな課題となる。しかし、生産者側にとって、消費者とは他者であり、どのような商品が売れるかは究極的には、売れてみないとわからない。そこでこのような難点を克服するために、消費者という他者を生産者の側にあらかじめ内部化する手法がWeb2.0を用いた消費2.0なのである。そして当然、生産過程に消費者を内部化する究極の形態は生産者≒消費者であり、今後のWebX.0は生産者≒消費者という極限の実現に向かって限りなく進むというのが本稿の主張である。show more
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