<紀要論文>
ルーマンのリスク概念に関する批判的検討
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概要 | 本稿では、Niklas Luhmannのリスク概念について批判的な検討を行う。Luhmannは、それまでのRisiko/Sicherheit (risk/security)という1次観察にもとづく対立概念を越えるものとして、2次観察にもとづくRisiko/Gefahr (risk/danger)という対立概念を提唱した。しかしながら、この定義には2つの問題点がある。一つは、LuhmannがRisi...ko/Gefahrの識別に用いた決定と外的要因という判別基準が、論理的に排他性を持っていないことである。今ひとつは、決定者にとっては不都合を生じないが当事者にとって不都合を生じるような事象が十分にとらえられないことである。決定者にとってのRisikoが当事者にとってのGefahrになりうるというLuhmannの論理的枠組みでは、このような事象を的確に分析することができない。続きを見る |
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登録日 | 2013.08.14 |
更新日 | 2020.09.30 |