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概要 |
Bowerman and Pederson (1992, ms) が明らかにしたように、多くの言語において、内包(IN)から支え(ON)までの空間的関係を表す言葉は、連続体あるいは含意の尺度を形成する(Bowerman 1996, Bowerman and Choi 2001,Feist 2000, Feist and Genter 1998, 2001, 2003, Levinson and M...eira 2003)。25の異なる語族から40 以上の言語を調べた彼らの研究結果によると、2 つの静止物の空間関係をとらえる図式的状況はIN からONへの連続体としての含意的な段階化が可能である。各言語でIN とON の区分箇所が異なる。いくつかの言語(例:オランダ語)では、3つ以上の単語がIN/ON の連続体をカバーする。他のいくつかの言語(例:スペイン語)では、1 つの単語でIN からON までの連続体を全てカバーする。さらに他のケースも見られる。ベルベル語では、2 つの用語(di と x)が重複しており、はっきりとした境界を持たない。重要な事は、彼らの研究では、どの言語も連続体の規則に反する事はないということである。しかし、日本語を始めとして、IN からON への連続体が、深い関与を示さないように思われる言語がある。では、IN からON への連続体は全ての言語に共通かどうかと言う疑問が生じる。本論文では、IN からON への連続体が実際に日本語にもあてはまるのかという問題を後置詞とRelator 名詞の分析に基づいて論じる。その結果、IN からON への連続体は日本語の他の部分で関連しており、IN からON への連続体はすべての言語に関係しうるという考えを支持する。続きを見る
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目次 |
1. Introduction 2. Japanese and the IN/ON continuum 3. Discussion 4. Conclusion
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