<学術雑誌論文>
カネミ油症患者(2001年78名,2002年279名)の血中PCDFs値と臨床症状等との関係に関する研究
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概要 | カネミ油症事件は,1968年に九州を中心として広く西日本に被害が広がった,米糠油による食品中毒である.当初,米糠油の熱媒体として利用されていたPCBがその原因物質とされていたが,その後の調査研究により,PCBが熱により変性してできたダイオキシン類の一種である,PCDF等による健康影響も疑われるようになり,現在では,カネミ油症の原因物質は,PCB及びその類縁物質による健康被害と考えられている.また,...最近のPCDF等ダイオキシン類の測定技術の発達に伴い,通常の油症一斉検診で行う採血量と同じ程度の血液量にて,血中のPCDF等の測定が可能となったことを受けて,2001年度の油症検診より,多くの認定患者に対してその測定が開始されている.今回,この検診の結果を踏まえて,カネミ油症患者におけるPCDF等の化学物質の血中濃度と身体の各症状や検査結果との関連性について検証を行ったので報告する.続きを見る |
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fam96_5_p169 | 28.3 MB | 633 |
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登録日 | 2012.06.04 |
更新日 | 2021.07.28 |