<学術雑誌論文>
p53によるアポトーシスの制御
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概要 | 悪性腫瘍の約半数で変異がみられるp53は,癌ウイルスSV40が作るLargeT抗原と安定した複合体を形成する分子量53kDの蛋白質として1979年に発見された.当初p53は癌細胞で過剰発現が観察されることから,癌遺伝子であると考えられていたが,1989~1990年にp53の過剰発現は変異型p53が蓄積した結果であり,p53の真の機能は癌化抑制であることが明らかとなった.その後p53が転写因子であり...,p53に転写・誘導される標的遺伝子を介して細胞増殖抑制, 細胞周期停止,アポトーシス,DNA修復機能等の癌抑制機能を発揮することが報告された.以後p53に関する研究が精力的に行われ,現在に至るまでp53は癌研究における中心的な存在となっている.本稿では,p53の構造,機能調節,一般的に行われているp53誘導遺伝子同定法について概略したのち,p53の癌抑制機能の中でも特にアポトーシスに注目し,そのメカニズムについて述べる.続きを見る |
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fam95_3_p057 | 24.0 MB | 1,370 |
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登録日 | 2012.06.04 |
更新日 | 2021.07.28 |