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カール・ペテル・ツンベルクの門弟のなか、師と同様に出島オランダ商館医として日本まで来られたのは、ヨハン・アルノルト・ストゥッツエル(1763–1821)のみだったが、日本滞在の詳細は殆ど不明であり、「東インド」における彼のその他の活動も部分的にしか報告されていない。本稿では東西の史料を踏まえながら、ストゥッツエルの生涯の全貌を追究するとともに、日本の医療に関する彼の観察を紹介することにする。ツンベ...ルク及び兄弟子ホルンステットを手本に東方へ旅だったこの有望な若き医師兼・然科学者は、以前と大きく異なった状況や想定外の出来事によりその夢をあきらめざるを得なくなり、最後にイギリス東インド会社の医師として活躍することになった。また、来日したヨーロッパ人が入手した収集品は中央ヨーロッパの珍品コレクションに追加されながら、ストゥッツエルの品々はエカチェリーナ2世に寄贈され、サンクトペテルブルクの「クンストカメラ」に収蔵された。show more
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