<紀要論文>
台木を異にするプリンスメロンの栄養生理について

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概要 7種の植物,すなわち交雑種カボチャである新土佐1号,強力新土佐2号,日本カボチャとし て白菊座,べんけい,メロン類として健脚,パートナー,プリンスをプリンスメロンの台木植物 として接ぎ木育苗を行い植木鉢に定植し,台木植物の種類と炭酸苦土石灰施用の有無がプリンス メロンの生育と栄養生理に及ぼす影響を明らかにした。  その結果,1.生育量は新土佐1号,強力新土佐2号の交雑種カボチャ,白菊座,べんけいの... 日本カボチャ,健脚,パートナー,プリンスのメロン類の3つの群に大別され,その大きさは炭 酸苦土石灰の施用の有無にかかわらず,交雑種カボチャ〉日本カボチャ〉メロン類の順に小さく なった。2.炭酸苦土石灰施用の効果は7種の台木植物のいずれの場合においても顕著に生育量 を増加した。3.無機養分の含有率では,炭酸苦土石灰無施用の場合は施用の場合に比べて,い ずれの台木においても相対的にN,P,Kの含有率が高く,Caについてはカボチャは特に低い 値を示した。4.炭酸苦土石灰の施用によりN,P,Kの含有率は相対的に低下したが,炭酸苦 土石灰が含有するCaとMgでは含有率が顕著に高まった。しかも,Caにおいては台木植物に よる含有率の差は小さく約5%,Mgにおいても同様に約0.4%の値を示した。  このように,プリンスメロンの栽培においては台木植物の違いによりプリンスメロンの生育が 大きく左右されること,また,炭酸苦土石灰の施用により生育が著しく改善されることが明らか になった。  以上の結果は,プリンスメロンが交雑種カボチャへの接ぎ木栽培により品質の低下を生じる原 因解明のための手がかりとなるものと考える。続きを見る

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登録日 2009.04.22
更新日 2017.11.22

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