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Abstract |
プリンスメロンの栽培が大規模化と専業化の色彩を強める一方で,同一圃場での連作回数が増 加した。その結果,つる割れ病などの土壌伝染性の病気が多発し,その被害が増加した。そのた め,従来の自根苗に代って新土佐などのカボチャに接木した接木苗が普及し,つる割れ病回避に 多大な貢献をした。他方,接木苗から育ったプリンスメロンは果面汚染症果,緑条果,異常発酵 果などを生じ,その上糖度も低い傾向が認められ,商品...価値を著しく低下している。 このような状況から,61年度は60年度に引き続き再度プリンスメロンの早熟栽培を行ない,自 根苗と新土佐,白菊座,金剛の3種のカボチャ台の合計4種の苗から育ったプリンスメロンの生 育と品質を比較した。 その結果,昨年同様自根苗は他の3種の接木苗の場合よりも,糖度が顕著に高く,接木苗では 白菊座が金剛,新土佐より高かった。さらに,新土佐区では生育が最も旺盛であるにもかかわら ず,交配日が幾分遅れ,着果節位も高くなる傾向を示した。show more
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