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Abstract |
連棟式大型プラスチックハウスの温度特性を知るために、小型ガラス温室を対照として、それ ぞれの室温を測定し、外気温と比較した。 その結果、夏の高温時には両施設間に温度差はほとんど認められなかったが、外気温が30℃を 越えるといずれの施設においても7℃以上の差を生じ、気温の上昇とともにさらにその差は大き くなった。この原因は大型プラスチックハウスにおいては換気能力の不足、小型ガラス温室の場 合...は他の温室によるしゃへいによる通気不足などが関係していると推察される。 次に、大型プラスチックハウスの最低温度は外気温が0℃の場合に約2℃高く、0℃より低く なるに従って、その差はさらに大きくなった。このことは、大型連棟ハウスでは内容積の割合に 側面積が小さいためと考えられる。 以上の実験から得られた資料は、大型プラスチックハウスの効率的利用に今後役立つところが 大きいと考える次第である。show more
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