<会議発表論文>
言語・文化・歴史認識の差異を超える日本語教育 : マレーシアとの協働学習を通して

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概要 平和共存をめざす日本語教育にとって,戦争の記憶をどう乗り越え相互文化理解を図るかは大きな課題である。内容言語統合学習としての取り組みが進む欧米に比し,日本では,平和学習が戦争の被害や人権・貧困等の「内容」に傾斜しやすく,相互文化理解を阻む歴史認識の齟齬や異文化理解への視点を欠く。本研究では,戦争の記憶をめぐる相克が残るマレーシアを事例に,歴史学習を踏まえた交流活動を通して,日本人学生が言語,文化,...歴史認識の差異にいかなる困難やジレンマを抱え,いかにそれらに対処していこうとするのか,交流の記録やふりかえり等の分析により明らかにする。分析の結果,日本人学生は交流当初,自身の言語能力や知識の不足による不安,戦争の記憶に起因するジレンマを感じていた。しかし,マレーシア人学生の言語調整やフレンドリーな態度,ニュートラルな歴史認識に触発される形で自らも言語調整を試み,協働や相互理解を促進していったことがわかった。続きを見る

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登録日 2026.06.17
更新日 2026.07.13