<紀要論文>
女性研究者増加政策における「パイプライン理論」 : 2006~2015年のシステマティックレビューの検討から
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概要 | 本稿は、女子・女性の科学技術への関心を高め、女性の科学技術人材プールを増やそうという「パイプライン理論」とそれに基づく政策に関する議論について、システマティックレビューを行うものである。本稿では2006年から2015年までを対象に、Google Scholar、ERIC、PubMed、CiNiiを検索し139件の資料を抽出の上、「パイプライン理論」を特に議論する8論文のレビューを行った。139件の...全体的な傾向から、批判はあるものの2006年以降も同理論は女性研究者増加政策として採用されていることが明らかとなった。同理論について議論があった8件のうち、3件は同理論の有効性を認めさらなる強化を求めたり、女性が脱落する段階や要因を探ったりするための理論モデルを提示した。他5件は、同理論が多様なキャリアパスを想定していないことや、アカデミアで効果が見られないとして批判的であった。米国では、約30年間で博士号取得までの学生に一定の効果が見られたが、未だにアカデミアではジェンダー差があることが示された。続きを見る |
目次 | 1. はじめに 2. 研究課題 3. 研究方法 4. 結果 5. 考察 (1)「 パイプライン理論」の問題点 (2)「 パイプライン理論」の有効性 (3) アカデミック・レベルでのジェンダー差 6. おわりに |
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登録日 | 2025.05.07 |
更新日 | 2025.05.09 |