<テクニカルレポート>
携帯電話とインターネットの普及成熟期の検証 : イノベーション普及モデルによる世界215カ国・地域の実証分析
作成者 | |
---|---|
本文言語 | |
出版者 | |
発行日 | |
収録物名 | |
巻 | |
号 | |
開始ページ | |
終了ページ | |
アクセス権 | |
権利関係 | |
概要 | 本稿では、世界215カ国・地域における携帯電話とインターネットの普及が成熟期に達しているか否か、達しているとすればいつ頃か検証するべく、RogersのSカーブ理論に基づき、3つのイノベーション普及モデル(ロジスティック、ゴンペルツ、バスモデル)を用いて定量的な分析を行った。分析の結果、携帯電話については、2000年代後半から2010年代前半を中心に203カ国で成熟期が確認され、国と地域のグループ別...にみると2010年には先進国、移行経済で、2012年から2014年にかけてはBRICS、ASEAN、アフリカで成熟期を迎えてい ること、加速期から成熟期までの期間は先進国よりも新興国や途上国の方が短く、<速度>^^^.という観点でLeapfrogging的に普及していることなどが明らかとなった。また、インターネットについては、2010年代後半を中心に118カ国でのみ成熟期が確認され、携帯電話とは対照的に成熟期に達していない国・地域も多く見受けられたこと、グループ別には先進国が2013年に成熟期を迎えたものの、その他のグループでは成熟期が確認されなかったこと、加速期から成熟期までの期間は携帯電話よりも長期であることなどが明らかとなった。続きを見る |
目次 | 1. はじめに:本研究の背景と目的 2. 先行研究と本研究の位置付け 2-1. ICTの普及に関する先行研究 2-2. ICTが経済・社会の発展に与える影響に関する先行研究 2-3. 本研究の位置付け 3. 分析手法とデータセット 3-1. イノベーションの普及理論:RogersのSカーブ 3-2. 検証で用いる3 モデル 3-3. 成熟期の検証方法 3-4. データセット 4. 分析結果 4-1. 携帯電話の普及加速期と成熟期 4-2. インターネットの普及加速期と成熟期 5. おわりに:まとめと今後の課題続きを見る |
詳細
レコードID | |
---|---|
主題 | |
登録日 | 2025.03.11 |
更新日 | 2025.03.17 |