<紀要論文>
中国西部地域の出稼ぎ女性労働者の貧困の実態分析 : 広西省農村出身20~30代の7人の女性を対象に
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概要 | 本稿では、質的データ分析方法に基づき、西部地域の出稼ぎ女性労働者の貧困の実態を明らかにすることを目的としている。筆者が1980年後生まれの広西省農村出身の出稼ぎ女性労働者7人に対して、半構造化インタビューを行った。そして、ナラティブ分析方法(narrativeanalysis)を用い、彼女たちのライフヒストリーを基軸に生活の状況を多角度から考察した。その結果として、出稼ぎ女性労働者は貧困、戸籍制度...の制限で差別を受けるほか、女性であることで、余計に出自家庭でも社会でも多重の差別を受けているという実態を本研究によって明らかにした。続きを見る |
目次 | 1 研究の契機 2 研究の背景と目的 3 研究方法 3.1 対象地域の選定―中国広西省(図1) 3.2 調査方法 3.3 分析方法 4 結果 4.1 出自家庭の経済的貧困で差別される 4.2 暴力問題 4.3 出自家庭内での男女格差―娘役割としての「私」の責任と義務 4.4 女性立場の弱さ― 女性だからいじめられるわけなのか 4.5 教育達成の難しさ―「我真的不想読書了吗」(「本当に学校をやめたいのか」) 4.6 出自家庭からの干渉による配偶者選択の不自由―私は誰のために結婚するか 4.7 都市の「外来者」 4.8 社会での孤立 5 考察 6 今後の課題続きを見る |
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登録日 | 2023.10.13 |
更新日 | 2023.10.13 |