<学術雑誌論文>
コミュニティ・スクールの成果と課題 : 「学校と地域の連携」の推進方策をめぐって

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概要 コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)は、2004年の「地方教育行政の組織および運営に関する法律」の一部改正により制度化され、同年11月、東京都足立区立五反野小学校、京都市立御所南小学校、同高倉小学校、同京都御池中学校で指定がスタート、2010年には全国で585校であったものが、2015年度に2,389校、直近の2019年には7,601校にまで増加した。 本論文では、こうした「コミュニティ・...スクール」推進の現状を踏まえ、導入されるに至った理由や経緯すなわち、「地域・学校が当面する課題認識」と、選択された「改善の方策」に注目、具体的な検討事例として、政策のスタート時に先進的に指定を受けた習志野市立秋津小学校、春日市立小中学校における推進のプロセスを「学校と地域の連携」の視点から考察する。コミュニティ・スクールの運営(マネジメント)における「教育課程(授業づくり)への参画」が連携推進のカギとなっている。 秋津小学校は、1995年、「学社融合のまちづくり」を進める「秋津コミュニティ」として誕生、全国的な注目を集めた。2006年コミュニティ・スクールの指定を受け、その理念と地域資源を新設教科「ふれあい科」の中で教育課程として具現化することになった。春日市は、2005年、3校の指定から始まり2010年度に全18小中学校がコミュニティ・スクールとなった。「地域連携カリキュラム」に基づく「社会に開かれた教育課程単元」による授業づくりが注目される。続きを見る
目次 1.教育改革と「信頼される学校づくり」の課題
2.政策としての「コミュニティ・スクール」の登場
3.千葉県習志野市立秋津小学校の取り組み
4.福岡県春日市立学校の取組み
5.「コミュニティ・スクール」政策の新たな展開

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登録日 2023.05.09
更新日 2023.09.13

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