<紀要論文>
就労を通じた若者の社会的包摂 : 地域若者サポートステーション利用経験者の事例から
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概要 | 本稿では、若者就労支援事業の1つである地域若者サポートステーション(サポステ)事業の利用経験者の事例をもとに、就労困難な若者が就労を達成するまでのプロセスと、就労達成後の状況について検討する。そこから、就労達成までのプロセスにおいて、サポステが単なる就職活動のための技能に留まらない、参加や承認の場といった包括的な支援を提供していたことがわかった。一方そうした支援が機能して就労に結び付くものの、「巨...大なルート」を外れたサポステ利用者の就労後の状況は、現代の日本社会においては不安定な就労環境にならざるをえないため様々な問題をはらむことも明らかとなった。加えて、今回の事例として取り上げた利用経験者の支援において有効に機能した包括的な支援は、近年「就労に特化する」支援展開をみせているサポステ事業のなかで存在感を薄めている。そうしたなかでサポステのスタッフは、事業の流れと現場にやってくる就労困難な若者への対応の実態との間で、それまでの活動が行いづらくなるというジレンマを抱いていると考えられる。これらの点を踏まえて、今後就労と社会的包摂の関係を考えていく必要がある。続きを見る |
目次 | 1 研究の背景と目的 2 先行研究 3 地域若者サポートステーション事業の展開 4 地域若者サポートステーション利用経験者の事例 5 考察 |
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登録日 | 2022.03.16 |
更新日 | 2023.11.28 |