<紀要論文>
強い安定成層状態での格子乱流に関する実験的研究
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概要 | 強い安定成層流体中での格子乱流の統計的性質を実験的に調べた.温度成層風洞で低風速の強い安定成層流を作り,熱線流速計と抵抗温度計を用いて流れ方向と鉛直方向および温度の3成分を同時測定した.その結果,速度変動2成分はいずれも正規分布と近似してよいが,温度変動の分布は格子背後から下流まで統一性の無い分布であることがわかった。つまり,成層の効果が本質的に現れるのはスカラー量の分布形に対してであることがいえ...る.また,瞬間的な鉛直速度変動ω'と温度変動θ'との積ω'θ'の時系列データは時間的な周期性をもたないこともわかった.あわせて,ω'とθ'の散布図とω'θ'の確立分布を調べることによりω'とθ'との相関係数が格子からの距離とともに波打ちながら減衰するのは,ω'θ'の時系列データの中で符号が正であるものと負であるものとの占める割合が距離とともに変化するからであることがわかった.続きを見る |
目次 | 1. まえおき 2. 実験装置 3. 実験条件 4. 実験結果 4. 1 実験データの前処理 4. 2 ヒートフラックス 4. 3 速度変動及び温度変動の分布 4. 4 積の時系列 5. 議論 |
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登録日 | 2022.01.18 |
更新日 | 2023.07.31 |