<紀要論文>
安定成層した大気境界層の風洞シミュレーションとその乱流特性

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概要 温度成層が可能な気象風洞を用いて大気中に現れる安定成層した乱流境界層を測定部内にシミュレートした.この乱流境界層に対する安定成層(浮力)の効果を中立流から非常に強い安定度まで広範囲に調べ,乱流構造,輸送特性について検討した.安定成層は鉛直速度変動のみならず,水平速度変動,温度変動も安定度に応じて抑制する.運動量フラックスおよび熱フラックスも安定度の増加とともにかなり減少し,強い安定度では境界層下部...でほぼゼロとなる.境界層の乱流特性は中立流,弱い安定度の流れ(バルクリチャードソン数がRi_δ=0.12, 0.20), および強い安定度の流れ(Ri_δ=0.39, 0.47, 1.33)の3つのグループに分けられる.3つのグループにおける速度変動,温度変動,および各フラックスの鉛直分布は,対応する安定度の野外観測結果とおおむね同様な分布形を示す.成層流のケースでは上記の強弱2つのグループ化が明確で,臨界リチャードソン数(Ri~0.25)を境界とする大小関係と対応している.続きを見る
目次 1. はじめに
2. 実験装置および方法
3. 実験結果
 3. 1 境界層厚さ, 表面での摩擦応力および熱フラックス, モニン・オブコフ長さ
 3. 2 乱流特性値の鉛直分布
4. 結論

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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04

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