<紀要論文>
TRIAM-1の乱流加熱実験

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概要 本研究所においてかねてから推進されてきたプラズマ理論および基礎実験の研究の上に立って, 昭和52年度からスタートした強磁場トカマク装置 (TRIAM-1) による高温プラズマの閉じ込めおよび乱流加熱の実験研究は昭和54年度までに数々の成果を上げ, 所期の目的はほとんど達成された. これらの研究成果については「強磁場トカマクTRIAM-1研究成果報告」にまとめられている. 本報告書はTRIAM-1プ...ロジェクトの第2期計画 (昭和55, 56年度の2ヶ年の年次計画) で得られた成果をまとめたものである. TRIAM-1プロジェクトの第2期計画においては, 計測機器の整備及び実験装置の改良によって, 乱流加熱に関する木目細かい実験を行ない, 特に乱流加熱のメカニズム解明を中心テーマとして進められた. この中で得られた重要な結果として, (1) 乱流加熱時におけるイオン音波の検出, (2) 波一粒子相互作用による高エネルギーイオンの生成とそのエネルギーの緩和過程の解明, (3) ダプルバルス乱流加熱の有効性検証などが上げられる. さらに, 高密度プラズマ領域での乱流加熱実験でも良好な結果が得られており, 乱流加熱のトカマクプラズマヘの適用法が明確となった. なお, 当研究所ではTRIAM-1の成果の上に立って, 高温・高密度のプラズマの閉じ込めと乱流加熱法の大型トカマクプラズマヘの適用性を検証するため, 中規模強磁場トカマクTRIAM-1Mの建設を開始した.続きを見る
目次 1. はじめに
2. 実験の推移
3. 実験装置及び計測機器の整備
 3-1. TRIAM-1の整備経過の概要
 3-2. 第2期計画における実験装置の改良
 3-3. 第2期計画における実験装置の整備
4. 実験結果
 4-1. 53, 54年度までに得られた結果
 4-2. 乱流加熱におけるマイクロ波散乱実験
 4-3. 軟X線測定
 4-4. 乱流波動の励起臨界条件
 4-5. 乱流加熱におけるイオン加熱過程
 4-6. 高密度プラズマにおける乱流加熱
 4-7. 低周波乱流加熱実験
 4-8. ダブルパルス乱流加熱実験
5. 結び
謝辞
研究報告文献
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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04

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