<紀要論文>
BCC金属の機械的性質におよぼす低温中性子照射効果

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概要 低温中性子照射(5K, 1~3×10^17n/cm^2)した高純度鉄および微量の炭素をドープした鉄単結晶, さらに高純度モリブデン単結晶を用いて, 4.2Kから300Kの温度域での照射後の引張特性およびこれにおよぼす焼鈍効果を973Kまでしらべた. 鉄および炭素を含む鉄では, 100K以下で大きな軟化を示すが温度の低下とともに軟化量は減少し, 20K以下では硬化に転じる. 照射後120K以上の温度...での焼鈍によって軟化は回復し, 200K以上から硬化がはじまり, 400K附近でビークに達し, 600K以上でほぼ回復するまた400K附近の硬化は炭素を含む鉄の方が純鉄より硬化が顕著である. 一方モリプデンでは77Kで長時間焼鈍後も大きな軟化がおこり, 500K以上で硬化に転じることが明らかになった. これらの結果から照射軟化および照射硬化の機構について, 鉄とモリプデン中の格子欠陥の特性を考慮して, らせん転位と照射欠陥またはそのクラスターとの相互作用の立場から議論した.続きを見る
目次 1. 序説
2. 実験方法
2-1. 高純度鉄単結晶の製作
2-2. 高純度モリブデン単結晶の製作
2-3. 中性子照射
2-4. 引張試料および引張試験
3. 実験結果
4. 考察
4-1. 照射軟化
4-2. 照射後焼鈍による軟化の回復および硬化
5. 結論
謝辞
参考文献
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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04

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