<紀要論文>
空気防波堤の研究に就いてⅦ : 日本鋼管鶴見造船所に於ける現地実験2 : 第7号(昭34)台風来襲時に於ける性能テストと東西両艤装岸壁に於ける恒久空気防波堤

作成者
本文言語
出版者
発行日
収録物名
開始ページ
終了ページ
出版タイプ
アクセス権
JaLC DOI
概要 昭和31年4月以降,日本鋼管鶴見造船所に於ては,春期の季節風及び台風時に艤装中の繋留船舶を保護する目的に,空気防波堤を使用せんとして,種々の試みを行つている.
予備的な調査が終つて,昭和32年8月には大型船舶のための東側艤装岸壁に梯子型の試作空気防波堤を設置した.これは,港内の水深が浅<,空気防波堤の性能が極度に悪くなることに対する1種の改善策であり,吾々は実際に台風時に際してその性能を確めねばなら...ないのである.
昭和33年4月以降ようやく機会に恵まれるようになり,充分ではないが,幾つかのテストを行い,波高記録をもとることが出来た.これ等のテスト,特に台風時に於けるテストの結果により空気防波堤の効果は認められ,恒久施設として布設することとなり,昭和34年2月に完成した.更に小型船舶艤装のための西側岸壁に於ても,同様の目的のために恒久施設を同年の7月に布設した.
昭和34年には数多くの台風が関東地方を襲い,その都度両施設は活用された.これ等多くの実地テストの結果から“繋留船舶の波浪による動揺防止のためには空気防波堤は有効であつて,且つ経済的にも許容の範囲にある”ことが知られる.
最も重要な昭和33年の第11号台風時のテストに就いては既に報告されているので,ここではこれを除き,比較的よい波型記録の得られているものに就いて,整理した結果及び東西両岸壁に於ける恒久施設の設計,或は計画性能に就いて報告されている.
続きを見る
目次 試作空気防波堤
1.
東岸壁に於ける恒久空気防波堤
2.
3.第7号(昭.34)台風来襲時の性能テスト
西岸壁に於ける恒久空気防波堤
4.
5.計画性能
6.多孔管の設計
7.空気圧縮機

本文ファイル

pdf 15_p023 pdf 4.40 MB 143  

詳細

PISSN
NCID
レコードID
主題
タイプ
登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04

この資料を見た人はこんな資料も見ています