<会議発表論文>
形式知と暗黙知から見たものづくりの変遷 : 第二報 : 暗黙知とTRIZのWin-Winな関係

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概要 執筆者は2009年に同じ題名の論文(第一報)を本会で発表したが、本稿はその第二報である。第一報では、日本の明治維新と第二次世界大戦の終戦から始まる二つの時代について比較し、前の時代の暗黙知は50年で消滅するが、その暗黙知が新しい形式知と併存する間は社会は繁栄するという仮説を立て、社会の変遷を考察した。
明治維新から始まる周期を第一周期とすれば、75年で次の周期に移行している。このサイクルを終戦から始...まる第二周期に適用すると、2020年が第三周期への転換点となる。それと呼応するかのように世界的な大変動が2020年に始まっている。
これから始まる新しい時代を環境と調和した実り豊かなものにするためには、暗黙知を醸成するプロセスを教育やものづくりの活動の中に、これまで以上に積極的に取り込んでいく必要がある。この目的のために、本稿ではTRIZを暗黙知深耕のツールとして、また暗黙知をTRIZの機能を最大限に引き出す環境としてとらえ両者のWin-Winの関係を構築するための諸条件について考察する。
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目次 1. はじめに
2. 先行研究
3. 時代のうねり
 3.1 歴史に学ぶ
 3.2 江戸時代はどういう時代であったか
 3.3 江戸時代の文明の水準
 3.4 暗黙知50年の仮説と形式知75年の仮説2020年は第3周期への転換点
 3.5 暗黙知が軽視されるとなぜ社会は迷走をするのか。
 3.6 なぜ日本は今回の第三周期への転換点が緩やかであるのか
 3.7江戸時代と明治以降の周期との比較
 3.8 ディープナレッジ(深耕知)とブライトナレッジ(深明知)
4. ものづくりにおける暗黙知
 4.1 暗黙知について語ることの難しさ
 4.2 育てるために秘匿する。
 4.3 基礎鍛錬
 4.4 職人の育て方 [6]
 4.5 土を知る [6]
 4.6 仕事と遊び
 4.7 楽観的であること
5. 暗黙知とTRIZのwin-winな関係
 5.1 守破離とTRIZ
 5.2 TRIZが暗黙知にできること
 5.3 暗黙知がTRIZにできること
6. これからの日本、これからの世界
 6.1 狭義の暗黙知と広義の暗黙知
 6.2 暗黙知が世界を救う
 
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登録日 2021.11.04
更新日 2021.11.04

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