<テクニカルレポート>
人工知能技術の利用に関する課題の産業比較分析:JP-MOPSアンケート調査票による運輸業・卸売業・医療業を対象に
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概要 | 本稿では、運輸業、卸売業、医療業の合計21,163事業所を対象に内閣府経済社会総合研究所が2018年度に実施した「組織マネジメントに関する調査 (JP-MOPS2018)」を活用し、人工知能技術AI利用でどのような課題が存在するか、事業規模別、業種・業態別に相違点を明らかにする。 具体的には 、アンケート調査の中で、AI利用・検討を行わない理由に着目し、AI利用の障壁となっている課題を「知識不足」...「リソース不足」「経済合理性が低い」の 3要素に類型化した上で、事業内容や事業所規模の違いによってどのような相違点 があるかを比較分析する。分析の結果、AIの導入状況については、事業所の規模よりも種や業態による違いが大きいこと、 IoTによる故障検知などで事業機会が高まる機械器具卸売業はAI導入に積極的な姿勢が窺えること、そこでは、人材などの「リソース不足」や 「経済合理性」を課題とする事業所の割合が比較的少ない一方で、「知識不足」が課題となっていること、など が明らかとなった。以上を踏まえると、AI導入に積極的な姿勢が窺える機械器具卸業を対象に、事例研究やセミナー開催など を重点的に行い、「知識不足」の課題を解消することが 日本の AI導入促進 に 効果的であると考えられる。続きを見る |
目次 | 1.はじめに :目的と問題意識 2.先行研究と本稿の位置づけ 3.データ セットと集計法 4.集計結果による比較分析 5.おわりに :まとめと考察 |
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1.04 MB | 596 |
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登録日 | 2021.08.20 |
更新日 | 2023.11.28 |