<テクニカルレポート>
物語としての情報とツーリズム:古都金沢におけるインバウド観光誘致の取り組み
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| 概要 | 本稿は、東京や京都など三大都市圏以外の地方都市でインバウンド観光誘致がどのように進められているか、その実態を探るべく、北陸新幹線開業から5年目を迎えた金沢での現地調査をまとめたものである。具体的には、2019年10月16~19日に一般社団法人金沢市観光協会、金沢市役所経済局観光課、日本政策投資銀行北陸支店企画調査課、金沢市21世紀美術館、金沢美術工芸大学柳宗理デザイン研究所にて延べ10名の関係者へ...の聞き取り調査と関連施設への実査で行った。本稿では、まず金沢におけるインバウンド旅行者の特徴を整理した上で、その背景にある国境を越えた歴史的な人材交流と、それらの無形資産を巧みに活かした観光戦略について、現地調査で得られた情報を踏まえて考察した。その結果、金沢が擁するデザインや工芸などの文化的コンテンツに人が織りなす歴史の物語が加わり、情報を起点に「行ってみよう」「会ってみよう」「見てみよう」というリアルな動きが惹起されていること、こうした「情報産業としてのツーリズム」により、欧米豪などから比較的富裕なインバウンド旅行者が増加したこと、さらに国境を越えた人材移動が契機となって、これまで日常に埋もれていた深い情報が掘り起こされ、地元住民が地域を観光する「インサイド観光」の気運が生まれていることが明らかとなった。続きを見る |
| 目次 | 1.はじめに:本稿の目的と背景 2.金沢市の現況:北陸新幹線開業と交流人口の増加 3.金沢におけるインバウンド旅行者の特徴 4.地域特性を熟知した巧みな観光戦略 5.おわりに:インバウンド観光からインサイド観光への波及 |
本文ファイル
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1.08 MB | 563 |
詳細
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| 登録日 | 2020.08.21 |
| 更新日 | 2023.11.24 |
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