<学術雑誌論文>
クラウド・コンピューティングの概念整理(1) : クラウドコンピューティングが変える法

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概要 連載に当たって : 近年、クラウド・コンビューティングという言葉が大流行である。法務に携わる方々の中には、それを、興味深いが法務には無縁の話とお考えの方も、まだまだ多いかもしれない。だが、それは、あまりにものんびりとした考えというべきである。情報システムのあり方が根底から変わるということは、さまざまな法律問題を生むのである。だからといって、私たちは、クラウド・コンビューティングは得体の知れないもの...だから利用しない、などといっているわけにもいかない。私たちが日々用いる情線通信サービスの量と蓄積するデータ量の加速度的な増大は、私たちがクラウド・コンピューティングを利用することを否応なく迫るものである。そもそも、会社の法務部門や法律事務所の業務のプラットフォームは、大量の文書を日々生産し、蓄積していくものであるから、もっともクラウド・コンビューティングの利用に適したものであるという見方もできる。そこで、私たち(筆者注 : クラウド・コンピューティングの法律問題の研究を行う、西村あさひ法律事務所の弁護士のグループ)は、NBLの貴重な誌面を拝借し、クラウド・コンピューティングの法務について検討し、検討の課程を公開し、法務に携わる皆さまと、情報と問題意識を共有することを試みることとした。第1回目は、法律問題の議論を始めるための前提として、濱野敏彦弁護士が、クラウド・コンピューティングの概念整理を行う。(東京大学法科大学院教授・弁護士 寺本振透)続きを見る
目次 1. クラウド・コンビューティングとは何か
2. クラウド・コンピューティング登場の背景
3. クラウド・コンビューティングの特徴
4. クラワド・コンビューティングのサービスによる分類
5. プライベートクラウドとパブリッククラウド
6. クラウド・コンビューティングを支える技術および企業の取組み
7. 利用者側からみたクラウド・コンビューティングのメリット
8. 次稿の内容

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登録日 2012.04.27
更新日 2019.09.20