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<図書>
筑豊の生活保護とキリスト教 : 「制度」か「人間」かをめぐる運動史
チクホウ ノ セイカツ ホゴ ト キリストキョウ : 「セイド」カ「ニンゲン」カ オ メグル ウンドウシ

責任表示 細井勇, 城島泰伸編著
シリーズ MINERVA社会福祉叢書 ; 68
データ種別 図書
出版情報 京都 : ミネルヴァ書房 , 2023.9
本文言語 日本語
大きさ vii, 397p : 挿図 ; 22cm
概要 産炭地であった福岡県の筑豊地域は、石炭から石油へのエネルギー政策の転換が進められる中で「切り捨て」られ、筑豊の福祉事務所は、政府の責任を追及した生活保護獲得闘争と生活保護適正化政策が激烈にぶつかり合う場となった。この点を踏まえ、本書では、まず筑豊の県田川福祉事務所の取り組みを分析し、生活保護適性化をめぐって行われた労使の激しい対決が協調へと転換されていく経緯を辿る。また、炭鉱閉山後の子どもの貧困問...に取り組んだミッションに基づくボランタリーな活動に目を向け、日本を底辺から支えた炭鉱労働者たちの復権を願ったキリスト者の歩みを振り返る。筑豊という地平から生活保護史とキリスト教史の架橋を試みるだけでなく、そこから市場化の波に抗する共生と連帯の実現可能性について希求した一冊。続きを見る
目次 序章 貧困問題とは政治問題である―筑豊から日本の近代化過程を問う
第1部 筑豊から日本型福祉国家の形成史を問う―教育と労働と福祉の一体的把握の試みとして(貧困と生活保護史研究―筑豊を中心にして
近代日本におけるキリスト教受容の問題
教育・労働・福祉の一体的把握の試み―筑豊を中心にして)
第2部 福祉事務所からみた筑豊の生活保護行政―県田川福祉事務所を中心に(炭鉱盛況から閉山による生活保護急増―1955〜1966年
炭鉱閉山後の高保護率・地域荒廃―1967〜1984年
労使関係改善による適正化の推進―1985〜1996年
生活保護適正化政策後の推移
福岡県における生活保護行政と自治体労働組合の取り組み
県職員労働組合が実施したケースワーカー意識調査
国の生活保護適正化政策と職員労働組合の役割
福岡県における福祉職能運動と革新勢力の限界)
第3部 キリスト教学生運動「筑豊の子供を守る会」と筑豊におけるキリスト教(炭鉱閉山に伴うキリスト教学生運動「筑豊の子供を守る会」
犬養光博の思想と実践
服部団次郎と「炭鉱犠牲者復権の塔」建設をめぐる神学的思惟)
終章 日本型福祉国家を超えて
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所蔵情報



中央図 3E 369.2/H 94 2023
110012023037044


文 研究室 369.2/H 94 2023
110012023035812

書誌詳細

別書名 異なりアクセスタイトル:筑豊の生活保護とキリスト教 : 制度か人間かをめぐる運動史
一般注記 参考文献: p377-389
著者標目 細井, 勇 (1953-) <ホソイ, イサム>
城島, 泰伸 <ジョウジマ, ヤスノブ>
件 名 BSH:生活保護 -- 歴史  全ての件名で検索
BSH:社会福祉 -- 福岡県  全ての件名で検索
BSH:キリスト教 -- 社会事業 -- 歴史  全ての件名で検索
分 類 NDC9:369.2
NDC10:369.2
書誌ID 1001788859
ISBN 9784623094288
NCID BD04319611
巻冊次 ISBN:9784623094288 ; PRICE:7000円+税
登録日 2023.10.23
更新日 2023.10.23

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