<図書>
モルブス・アウストリアクス : オーストリア文学をめぐる16章
モルブス・アウストリアクス : オーストリア ブンガク オ メグル 16ショウ
責任表示 | 前田佳一編 |
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データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 法政大学出版局 , 2023.5 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | vi, 428, 2p ; 22cm |
概要 | 消滅したかつての帝国をも含む神話への深い執着と愛憎は「オーストリア病(モルブス・アウストリアクス)」と表現される。「ニーベルンゲンの歌」から、ホーフマンスタール、ムージル、ツヴァイク、バッハマン、ベルンハルトまで、この「病い」が駆動させるアクチュアリティを問う。 |
目次 | 序章 モルブス・アウストリアクスあるいはオーストリア文学の過去と未来の間 第1部(「ドイツ」国民叙事詩?―オーストリア文学史叙述における『ニーベルンゲンの歌』 「全的人間」による共同体の創造―ホーフマンスタール『国民の精神的空間としての書物』とディルタイの精神科学 「この時代」の文化批判―ムージルの「カカーニエン」とアウストロ・ファシズム 「この小さな国―偶然にも私の故国」―シュテファン・ツヴァイク『昨日の世界』における「故郷」としてのオーストリア 『聖霊降臨節の牧歌』から『聖霊降臨節の旅』へ―K・H・ヴァッガールにおける第二次世界大戦中/戦後の「故郷」理念の変化 ナチスの桂冠詩人か、言語芸術の革新者か―ヨーゼフ・ヴァインヘーバーの戦後オーストリア文学における立ち位置) 第2部(アイヒンガー、アイゼンライヒ、ドーデラー―不信の詩学あるいは「オーストリア的なるもの」の象徴化と神話化 インゲボルク・バッハマンと戦後ウィーン 「オーストリア的なるもの」の緩慢なる自殺あるいは損傷した物語―ゲアハルト・フリッチュの長編『石の上の苔』と『ファッシング』について 「けっしてひとりではない」場所―ミロ・ドールにおける故郷と自伝的語り 腐食する現在、拓かれる過去―イルゼ・アイヒンガーの詩における「錆」の主題 トーマス・ベルンハルト『地上でそして地獄で』における反復される「私」―詩「顔たちの日」と「九篇の聖歌」を例として 革命とフラグメント―初期ベルンハルトの中編小説 ローベルト・ヴァルザー『散歩』とトーマス・ベルンハルト『行く』―二つの歩行する散文の分岐点 自伝が生まれる時―メタフィクションとしてのトーマス・ベルンハルト『推敲』について)続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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中央図 1A | 940.27/Ma 26 | 2023 |
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110012023013512 |
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書誌詳細
別書名 | 背表紙タイトル:Morbus Austriacus 異なりアクセスタイトル:モルブスアウストリアクス : オーストリア文学をめぐる16章 |
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著者標目 | 前田, 佳一 (1983-) <マエダ, ケイイチ> |
件 名 | BSH:オーストリア文学 -- 歴史 全ての件名で検索 |
分 類 | NDC9:940.27 NDC10:940.27 |
書誌ID | 1001777355 |
ISBN | 9784588495212 |
NCID | BD02169245 |
巻冊次 | ISBN:9784588495212 ; PRICE:6800円+税 |
登録日 | 2023.06.08 |
更新日 | 2023.06.08 |