<図書>
小説のフィクショナリティ : 理論で読み直す日本の文学
ショウセツ ノ フィクショナリティ : リロン デ ヨミナオス ニホン ノ ブンガク
責任表示 | 高橋幸平, 久保昭博, 日高佳紀編 |
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データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : ひつじ書房 , 2022.8 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | 342, xiiip ; 22cm |
概要 | 人はなぜ虚構の物語にリアリティを感じるのか。フィクションとファクトの境界はどこに引かれるのか。分析美学の影響下に、ポスト構造主義以降の文学・芸術理論を形成しつつあるフィクション論。欧米の主要な理論的アプローチを概観しながら日本独自の「フィクショナリティ」を照射し、近現代小説の新たな読みを提案する。 |
目次 | 序 : フィクション論の地平 / 高橋幸平, 久保昭博, 日高佳紀著 フィクションと世界 : 指示の理論と可能世界 / 河田学, 高橋幸平著 フィクションの語法 : 虚構性指標をめぐって / 久保昭博, 日高佳紀著 フィクションと社会 : 契約/違反のパラダイム / 大浦康介著 フィクションの経験 : 認知・情動・没入 / 久保昭博, 高橋幸平著 小説の自意識 : 森鷗外とフィクショナリティ / 大浦康介著 フィクションを生きるために : 谷崎潤一郎「秘密」のごっこ遊び / 高橋幸平著 フィクション論として読む「純粋小説論」 : 『紋章』の「私」と横光利一 / 黒田大河著 〈原稿零枚〉のテクスチュアリティ : 小川洋子『原稿零枚日記』と現実性の境界事象 / 中村三春著 フィクションを現実にするとき : 桜田百華園「西の洋血潮の暴風」と福島事件 / 西田谷洋著 漱石は猫の後ろに隠れたか : 『吾輩は猫である』における「送籍」問題と倫理 / 服部徹也著 フィクション論における作者と読者 : 松浦理英子『最愛の子ども』 / 飯田祐子著 モデルとフィクションの問題系 : 島崎藤村「並木」とその周辺 / ホルカ・イリナ著 フィクション共有の慣習と不成立 : 大泉黒石の〈自叙伝〉と〈小説〉 / 山本歩著 戦略としての「実話」 : 橘外男「博士 (ドクトル) デ・ドウニヨールの「診断記録 (ヴイザムリペルタム)」」に見る仕掛け / 西川貴子著 虚構契約としての〈手紙〉 : 小島信夫『菅野満子の手紙』のフィクショナリティ / 笹尾佳代著 自然主義を超えて : 太宰治「女の決闘」におけるフィクションの理論と実践 / 久保昭博著 大正期視覚メディアとフィクション : 稲垣足穂『一千一秒物語』の言語表象 / ボーヴィウ・マリ=ノエル著 反リアリズムとしての小説 : 村上春樹『1973年のピンボール』の時間表象とフィクショナリティ / 日高佳紀著続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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言文 仏語 | 910.26/Ta 33 | 2022 |
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110012022062084 |
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書誌詳細
別書名 | 標題紙タイトル:Fictionality 奥付タイトル:Fictionality and the novel : a new theoretical approach to modern Japanese literature |
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内容注記 | 序 : フィクション論の地平 / 高橋幸平, 久保昭博, 日高佳紀著 フィクションと世界 : 指示の理論と可能世界 / 河田学, 高橋幸平著 フィクションの語法 : 虚構性指標をめぐって / 久保昭博, 日高佳紀著 フィクションと社会 : 契約/違反のパラダイム / 大浦康介著 フィクションの経験 : 認知・情動・没入 / 久保昭博, 高橋幸平著 小説の自意識 : 森鷗外とフィクショナリティ / 大浦康介著 フィクションを生きるために : 谷崎潤一郎「秘密」のごっこ遊び / 高橋幸平著 フィクション論として読む「純粋小説論」 : 『紋章』の「私」と横光利一 / 黒田大河著 〈原稿零枚〉のテクスチュアリティ : 小川洋子『原稿零枚日記』と現実性の境界事象 / 中村三春著 フィクションを現実にするとき : 桜田百華園「西の洋血潮の暴風」と福島事件 / 西田谷洋著 漱石は猫の後ろに隠れたか : 『吾輩は猫である』における「送籍」問題と倫理 / 服部徹也著 フィクション論における作者と読者 : 松浦理英子『最愛の子ども』 / 飯田祐子著 モデルとフィクションの問題系 : 島崎藤村「並木」とその周辺 / ホルカ・イリナ著 フィクション共有の慣習と不成立 : 大泉黒石の〈自叙伝〉と〈小説〉 / 山本歩著 戦略としての「実話」 : 橘外男「博士 (ドクトル) デ・ドウニヨールの「診断記録 (ヴイザムリペルタム)」」に見る仕掛け / 西川貴子著 虚構契約としての〈手紙〉 : 小島信夫『菅野満子の手紙』のフィクショナリティ / 笹尾佳代著 自然主義を超えて : 太宰治「女の決闘」におけるフィクションの理論と実践 / 久保昭博著 大正期視覚メディアとフィクション : 稲垣足穂『一千一秒物語』の言語表象 / ボーヴィウ・マリ=ノエル著 反リアリズムとしての小説 : 村上春樹『1973年のピンボール』の時間表象とフィクショナリティ / 日高佳紀著 |
一般注記 | 読書案内--フィクション論主要文献: 巻末piii-xiii 参考文献: 各論末 |
著者標目 | 高橋, 幸平 <タカハシ, コウヘイ> 久保, 昭博(1973-) <クボ, アキヒロ> 日高, 佳紀 <ヒダカ, ヨシキ> |
件 名 | BSH:小説(日本) NDLSH:日本小説 |
分 類 | NDC9:910.26 NDC10:910.26 NDC10:913.6 NDLC:KG693 |
書誌ID | 1001760069 |
ISBN | 9784823411625 |
NCID | BC16802859 |
巻冊次 | ISBN:9784823411625 ; PRICE:4000円 (税別) |
NBN | JP23751273 |
登録日 | 2022.12.21 |
更新日 | 2022.12.21 |