<図書>
中世「歌学知」の史的展開
チュウセイ 「カガクチ」 ノ シテキ テンカイ
責任表示 | 舘野文昭著 |
---|---|
データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 花鳥社 , 2021.2 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | ix, 577, 18p : 挿図 ; 22cm |
概要 | 和歌をめぐる学的営為の実態。歌学とは和歌という文芸を対象とする学問である。本書では、歌学において創出された知識全般を「歌学知」と呼ぶ。その具体相を探るため、種々の歌学書を調査・読解し、さらには説話文学・仏教文学・思想史学・書誌学といった周辺諸学にも目を配る。どの時代にどのような「歌学知」が、如何なる意識のもとに生み出されたのか、またどのような意識で利用され、変容していったのか—。動態を明らかにする...続きを見る |
目次 | 第1部 初期御子左家の歌学(藤原定家における三代集注釈の位相—『僻案抄』を中心に 藤原俊成・定家の『奥義抄』認識) 第2部 鎌倉後期成立の歌学秘伝書(歌学秘伝書諸本研究の課題—『悦目抄』広本と略本の関係を例として 『和歌無底抄』諸本の考察 秘伝的歌学知と歌学書の創出・伝授—『和歌古今潅頂巻』『悦目抄』を中心に) 第3部 南北朝期歌学書『或秘書之抄出』考—秘伝的歌学知の展開一斑(南北朝期武家歌人京極高秀とその歌学 『或秘書之抄出』伝本考 歌学知の再生産—『或秘書之抄出』の生成と享受) 第4部 室町期冷泉流の『古今集』注釈(『古今持為注』の資料的性格—真偽の問題を中心に 三康文化研究所附属三康図書館蔵『為和秘抄』所収古今注をめぐって 上冷泉為広の『古今集』研究に関する一資料—広島大学蔵伝上冷泉為和筆(江戸前期)写『古今聞書』所収「後来迎院御注分」 『古今和歌集聞書(冷泉流)』という注釈書について) 第5部 説話と歌学知(歌学知としての説話—行基婆羅門和歌贈答説話の変容 金源三和歌説話と歌学知—「わがひのもと」という詞をめぐって 身分と表現の問題をめぐる中世歌学史—歌学書・歌合判詞の言説から)続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|
中央図 1A | 911.101/Ta 94 | 2021 |
|
110012022060421 |
|
書誌詳細
別書名 | 異なりアクセスタイトル:中世歌学知の史的展開 原タイトル:中世の歌学と歌学書の研究 |
---|---|
一般注記 | 博士論文「中世の歌学と歌学書の研究」(慶應義塾大学大学院文学研究科, 2016年提出)を基盤とし、その後の研究成果も加えて再構成したもの |
著者標目 | 舘野, 文昭(1984-) <タテノ, フミアキ> |
件 名 | BSH:和歌 -- 歌論 -- 歴史
全ての件名で検索
NDLSH:和歌 -- 歌論・歌話 -- 歴史 -- 中世 全ての件名で検索 |
分 類 | NDC9:911.101 NDC10:911.101 NDLC:KG123 |
書誌ID | 1001758991 |
ISBN | 9784909832337 |
NCID | BC05955858 |
巻冊次 | ISBN:9784909832337 ; PRICE:13000円+税 |
NBN | JP23513141 |
登録日 | 2022.12.13 |
更新日 | 2022.12.13 |