<図書>
丸山眞男と廣松渉 : 思想史における「事的世界観」の展開
マルヤマ マサオ ト ヒロマツ ワタル : シソウシ ニオケル コトテキ セカイカン ノ テンカイ
責任表示 | 米村健司著 |
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データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 御茶の水書房 , 2011.12 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | xvi, 813, 5p ; 23cm |
概要 | 丸山眞男の政治思想史と廣松渉の哲学は「現代の人間世界における人間性の運命とは」を「問う」たのであった。今、だからこそ惰性となった現実主義を「醒めた目」で捉える必要がある。つまり、丸山と廣松の両者のように「“鉄のように堅い殻”」の歴史内部で退動する「弁証法的緊張」を把握しなくてはならない。二人が生涯を賭けた思想史と哲学の探求は、人間の歴史的現実に対する私たち自身の課題なのである。 |
目次 | 第1部(函数態的概念による哲学と思想史の交叉 「権力“として”の貨幣」への鋭敏さと「“ほんもの”という理想」の陥穽 「翻訳=ダイアローグ」と「内なる声=モノローグ」 「清明心=水」という単色性と「交叉配列=模倣的創作」という色彩性 「偽善=役柄=フィクション」と「『和』という共同体的心情」 「心情の純粋性=清明心/明浄心」と函数的思考による認識と権力 「所有する〈もの〉としての権力観」と「テクスト〈として〉の共同主観性」 「制度化する精神性/精神化する制度性」という「相互嵌入的/力動的場」) 第2部(演奏空間における「思想史/哲学」から“それにも拘らず(dennoch)”という自由の場へ 「間主体対象活動=協働=演奏」と群衆化する「流砂“として”の個人」 物象化された境界線と「永続革命=『過程の哲学』としてのデモクラシー」 「函数態“として”の内部/函数態“として”の外部」・「実体的無窮動“として”の擬似本質論的構図」・「函数態的概念という未完結性」 「無数の決断的行為“として”の多彩色」・「星座(Constellation)としての思想史」・「モンタージュ=波打ちぎわの砂の表情」 {「語り=騙り」〈として〉の「親和機能」}と「音響〈として〉の思想史=再創造的作品」 「永続革命〈として〉の日本の精神革命」と「クリオの顔」 「アンチノミー〈として〉の思想史」と境界線上のプルーラリズム)続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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中央図 2A | 121.02/Ma 59 | 2011 |
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