<図書>
もう一つの古典知 : 前近代日本の知の可能性
モウ ヒトツ ノ コテンチ : ゼンキンダイ ニホン ノ チ ノ カノウセイ
責任表示 | 前田雅之編 |
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シリーズ | アジア遊学 ; 155 |
データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 勉誠出版 , 2012.7 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | 255p : 挿図, 肖像 ; 21cm |
概要 | かつての日本では「古典」に対する「知」を紐帯とする文化圏が公家・寺家・武家を中心に形成されていた。それらは、漢詩文・和歌の詠作やそれにともなう本文研究・註釈といった学的営為の中で連綿と継承されていった。しかし、そのような「正統」とされる「知」が形作られる一方で、新たな文化圏を形成する知の蠢動があった—これらの「もう一つの古典知」が、中世・近世社会をどれだけ豊穣にしていったのか、さらに、近代日本にど...ような影を投げかけたのか。多面的な「知」の諸相やダイナミックに変容する「知」のありようを照射することで、豊穣なる日本の知の動態を捉える。続きを見る |
目次 | 序言 もう一つの古典知への誘い 中世日本と複数の公共圏 日羅渡米説話からみた聖徳太子伝の「古典知」 「師子」と幸若舞曲—『元徳二年三月日吉社并叡山行幸記』を始点として 楊貴妃の双六—幸若「和田酒盛」の世界 褻の和歌と「俳諧」—『再昌草』の贈答歌を読む 鷹書における恋と女の秘伝—『女郎花物語』を端緒として ゴシップの公共圏 元和版『下学集』と『太平記鈔』—近世極初期辞書の増補資料の一端と「もう一つの古典知」同士の交叉をめぐって 「太平記」を纏う物語の展開—実録『慶安太平記』を軸として 異国戦争を描く歴史叙述形成の一齣—“薩琉軍記”の成立と享受をめぐって 江戸時代の西本願寺と出版 雑纂という形式—近世真宗における絵解き本と図会物 紀州藩蔵書形成の一側面—伴信友と長沢伴雄 古典知としての近世観相学—この不思議なる身体の解釈学 幕末明治のかわら版と公共性続きを見る |
電子版へのリンク | https://hdl.handle.net/2324/6918141 |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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理系図2F 開架 | 910.2/Ma 26 | 2012 |
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