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<図書>
ものの人類学
モノ ノ ジンルイガク

責任表示 床呂郁哉, 河合香吏編
データ種別 図書
出版情報 京都 : 京都大学学術出版会 , 2011.3-
本文言語 日本語
大きさ 冊 : 挿図 ; 23cm
概要 “モノが主人公”の人類社会論は可能か?熟練の逆説、ものの介入、記号的なものの物質性、アフォーダンス等々—斬新な方法・視点と溌剌とした議論が生み出す鍵概念が、人類学の新しい可能性を示す。
日々スマホを使ってチャットをし、乗り物を使って移動し、パソコンを開いて思考する私たち。これらの「もの」は非人間の「もの」なのか、「ひと」の一部なのか、それとも私たち自身がじつは「もの」なのか?鍛冶屋と鎚の対話、将棋ソ...トと人間の棋士の相互作用、ひとが「ひとでなし」化されたホロコースト等、世界各地の多様な事例をもとに「もの」と「ひと」の混淆した関係を暴く、斬新な人類社会論。続きを見る
目次 第1部 「もの」の生成・消滅・持続(かたち・言葉・物質性の間—陝北の剪紙が現れるとき
潜むもの、退くもの、表立つもの—会話におけるものと身体の関わり)
第2部 「もの」と環境のネクサス(「もの」の御し難さ—養殖真珠をめぐる新たな「ひと/もの」論
土器文化の「生態」分析—粘土から「もの」へ)
第3部 「もの」と身体のダイナミクス(土器つくりを知っている—エチオピアの女性土器職人の「手」と技法の継承
男性身体と野性の技法—強精剤をめぐる自然・もの・身体)
第4部 「もの」のエージェンシー(仮面が芸能を育む—バリ島のトペン舞踊劇に注目して
「生きる」楽器—スリンの音の変化をめぐって
ものが見せる・ものに魅せられる—インドの占い師がもたらす偶然という「運命」)
第5部 新たな「もの」論へ(道具使用行動の起源と人類進化
霊長類世界における「モノ」とその社会性の誕生
身体と環境のインターフェイスとしての家畜—ケニア中北部・サンブルの認識世界
チャムスの蝉時雨—音・環境・身体)
新たな「もの」の人類学のための序章—脱人間中心主義の可能性と課題
第1部 ひとともののエンタングルメント(ものが生まれ出ずる制作の現場—鉄と道具と私の共同作業
「もの」が創発するとき—真珠養殖の現場における「もの」、環境、人間の複雑系的なエンタングルメント
存在論的相対化—現代将棋における機械と人間)
第2部 もののひと化(絡まりあう生命の森の新参者—ボルネオ島の熱帯雨林とプナン
サヴァンナの存在論—東アフリカ遊牧社会における避難の物質文化
石について—非人工物にして非生き物をどう語るか)
第3部 ひとのもの化(「もの人間」のエスノグラフィ—ラスタからダッワ実践者へ
中国黄土高原に潜勢する“人ならぬ‐もの”の力
“ひとでなし”と“ものでなし”の世界を生きる—回教徒とフェティシスとをめぐって)
第4部 新たなもの概念(数からものを考える—『無限の感知』を参照しつつ
五感によって把握される「もの」—知覚と環境をめぐる人類学的方法試論)
第5部 ものの人類学を超えて—動物研究と哲学からの視線(「人間」と「もの」のはざまで—「動物」から人類学への視点
“もの自体”を巡る哲学と人類学)
続きを見る

所蔵情報



中央図 4A 389.04/To 34 2011
010112012017925 表紙の切り絵はポケットにあり


中央図 自動書庫 389.04/To 34 2011
032112011007032


文 研究室 比較宗教/12I/180 2011
021112011001822


文 地理(研究室) 地理/290.13/To 34 2011
021112011006660

2 中央図 4A 389.04/To 34 2019
110012020044057

書誌詳細

一般注記 文献あり
著者標目 床呂, 郁哉(1965-) <トコロ, イクヤ>
河合, 香吏(1961-) <カワイ, カオリ>
件 名 BSH:文化人類学
NDLSH:文化人類学
NDLSH:物質
分 類 NDC8:389.04
NDC9:389.04
NDLC:G121
NDLC:G185
書誌ID 1001448476
ISBN 9784876989966
NCID BB05461781
巻冊次 [1] ; ISBN:9784876989966 ; PRICE:4200円+税
2 ; ISBN:9784814002337 ; PRICE:3800円+税
登録日 2011.05.30
更新日 2020.12.04

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