<図書>
古川ロッパ昭和日記
フルカワ ロッパ ショウワ ニッキ
責任表示 | 古川ロッパ著 |
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データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 晶文社 , 2007 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | 4冊 ; 22cm |
概要 | 昭和期日本の大コメディアンが一日も休むことなく書き続けた文学としての大河日記。次々と登場する当時の大スターたち、黎明期の浅草の風俗、興行の舞台裏...。昭和大衆芸能史として、社会風俗史としての第一級の記録。 『戦中篇』は悪しき時代と直面したロッパの闘争の記録。正面の敵は大日本帝国の強大な国家権力。ロッパは憤る。なぜ喜劇がこれほど目の仇にされるのか?それは喜劇が笑いを通して人間性を解放するからである。...ッセイ集として名高い『悲食記』は昭和十九年の日記を中心に構成されたが、この戦中編はいわば一冊まるごとの悲食記。連日の空襲、自宅の焼失、疎開する家族との別れ...芝居だけを心の支えに苦境をしのぐロッパの姿が胸に迫る。また、本書では、ロッパと菊田一夫の確執も浮彫りにされる。二人の演劇観の差は現代の大衆演劇においても重要な問題を投げかける。 芸能界の第一線からしだいに退いていく、誇り高き大コメディアンの日々の苦闘。 税金と結核に苦しむロッパの晩年は無惨だった。とはいえ、日記は年々味わい深ものとなっていく。小川軒の洋食を語り、天国の天丼を絶賛する美味の描写は読んでいるこちら側に手にとるように伝わってくる。エノケン、谷崎潤一郎ほか、果てしなく登場する有名人たちの描写も印象深い。大学ノートにのびのびと綴ったロッパならではの筆致が冴え渡る。一刻も早く忘れてしまいたい屈辱を受けても、ロッパにはそれが日記の絶好の題材となった。日記を書くために生きていた—戦後のロッパがここにある。年譜・出演作品リスト、全四巻の人名総索引を巻末に付す。続きを見る |
目次 | 昭和九年 昭和十一年 昭和十二年 昭和十三年 昭和十四年 昭和十五年 昭和十六年 昭和十七年 昭和十八年 昭和十九年 昭和二十年(七月二十七日迄)続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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戦前篇 昭和9年-昭和15年 : 新装版 | 中央図 2B | 775.2/F 93 | 2007 |
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058112009013894 |
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戦中篇 昭和16年-昭和20年 : 新装版 | 中央図 2B | 775.2/F 93 | 2007 |
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058112009013905 |
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戦後篇 昭和20年-昭和27年 : 新装版 | 中央図 2B | 775.2/F 93 | 2007 |
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058112009013917 |
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晩年篇 昭和28年-昭和35年 : 新装版 | 中央図 2B | 775.2/F 93 | 2007 |
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058112009013920 |
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書誌詳細
一般注記 | 監修: 滝大作 1987年7月刊の新装復刊 全4巻購読特典付録 (別冊 [30]p ; 21cm) : 緑波写真館 年譜・出演作品リスト / 滝大作作成: 晩年篇 巻末pii-xiv 人名総索引 / 佐久間聖司作成: 晩年篇 巻末pxv-xlvii |
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著者標目 | 古川, 緑波(1903-1961) <フルカワ, ロッパ> 滝, 大作(1933-) <タキ, ダイサク> |
件 名 | BSH:古川, 緑波 |
分 類 | NDC9:775.2 |
書誌ID | 1001393174 |
ISBN | 9784794930163 |
NCID | BA80650088 |
巻冊次 | 戦前篇 昭和9年-昭和15年 : 新装版 ; ISBN:9784794930163 ; PRICE:6500円+税 戦中篇 昭和16年-昭和20年 : 新装版 ; ISBN:9784794930170 戦後篇 昭和20年-昭和27年 : 新装版 ; ISBN:9784794930187 晩年篇 昭和28年-昭和35年 : 新装版 ; ISBN:9784794930194 ; PRICE:6500円+税 |
登録日 | 2009.11.02 |
更新日 | 2009.11.02 |