非線形とは何か : 複雑系への挑戦

＜図書＞
非線形とは何か : 複雑系への挑戦
ヒセンケイトワナニカ : フクザツケイエノチョウセン

責任表示	吉田善章著
データ種別	図書
出版情報	東京 : 岩波書店 , 2008.1
本文言語	日本語
大きさ	xii, 201p : 挿図 ; 22cm
概要	近代科学に対するアンチテーゼとして「複雑さの科学」というレトリックが氾濫する。しかし、その深層にある非線形という数学的構造は曖昧にされることが多い。本書は、線形と非線形、乱れと秩序などを対比させながら、その本質をできるだけ多くの方に知ってもらおうと書かれた意欲作である。最小限の厳密な解説は、各章にノートとして付した。
目次	1 非線形とは(自然と科学スケールをもつ現象、そのための理論線形理論の領野非線形—その現象と構造) 2 規則性からカオスの深淵へ(秩序を読み解く—幾何学化された自然関数—秩序の数学的表現分解によって現れる秩序変動の中で変わらぬもの対称性と保存則) 3 複雑系に向きあう科学(予測困難な現象ランダム(不規則)という仮説集団現象) 4 ミクロとマクロの連接(構造とは何かトポロジー—差異を見定めるための体系現象のスケール/法則のスケール階層の連関と複雑性)続きを見る