<図書>
西洋中世の男と女 : 聖性の呪縛の下で
セイヨウ チュウセイ ノ オトコ ト オンナ : セイセイ ノ ジュバク ノ モト デ
責任表示 | 阿部謹也著 |
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シリーズ | ちくま学芸文庫 ; [ア25-2] |
データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 筑摩書房 , 2007.10 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | 307p ; 15cm |
概要 | 中世のキリスト教会は男女関係のあるべき姿を定め、夫婦の性行為にまで厳しく介入しようとした。厳格でこっけいに見える性的禁則、二転三転する娼婦の位置づけ、聖職者自身の性の問題。そんな矛盾や悲哀をかかえた世相を克明に描くことで、当時の人々の処世の様が浮かび上がる。著者は、この中世社会における性愛の扱い方が、現在のヨーロッパ文化にも通じているとし、「西洋個人主義は、中世の人々が男と女の問題を自覚する中で生...れた」と論じる。ホーソーンの『緋文字』等の物語と、史実をつき合わせ、民衆が教会から「個人」を取り戻した過程を丁寧にひもとく。続きを見る |
目次 | 第1章 『緋文字』の世界 第2章 古代・中世の宇宙観のなかの男と女(古代人の宇宙観 ローマ人の男女関係) 第3章 聖性の形成・解体と聖職者・女性(ユダヤ教と男女関係 初期キリスト教と男女関係 聖なるものの変質) 第4章 聖なるむすびつきとしての結婚(ゲルマン人の結婚 教会に管理される結婚 贖罪規定書から) 第5章 娼婦たちと社会(娼婦の位置 娼婦と娼婦宿) 第6章 中世の男と女にとって愛とは何か(聖性の呪縛の下で 個人の誕生)続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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理系図1F 開架 | 230.4/A 12 | 2007 |
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058112007052894 |
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書誌詳細
一般注記 | 2000年4月に筑摩書房より刊行された「阿部謹也著作集 第6巻」所収の「I 西洋中世の男と女」を底本とし、1991年1月に筑摩書房より刊行された「西洋中世の男と女」を参照したもの 参考文献 : p289-296 |
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著者標目 | 阿部, 謹也(1935-2006) <アベ, キンヤ> |
件 名 | BSH:西洋史 -- 中世
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BSH:性 -- 歴史 全ての件名で検索 BSH:結婚 -- 歴史 全ての件名で検索 BSH:性道徳 -- 歴史 全ての件名で検索 |
分 類 | NDC8:230.4 NDC9:230.4 |
書誌ID | 1001328035 |
ISBN | 9784480091024 |
NCID | BA83338890 |
巻冊次 | ISBN:9784480091024 ; PRICE:1260円 |
登録日 | 2009.09.18 |
更新日 | 2009.09.18 |