<図書>
ヨーロッパ中世の自由学芸と教育
ヨーロッパ チュウセイ ノ ジユウ ガクゲイ ト キョウイク
責任表示 | 岩村清太著 |
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データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 知泉書館 , 2007.5 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | xvi, 393, 84p ; 22cm |
概要 | 古代末5世紀の混乱期から今日の西欧世界の原型が形成されるカロリング期にわたって、自由学芸と教育がいかに変遷したかを解明した待望の書。前半では、ボエティウスの後に東ゴートの文教政策を継いだカッシオドルスが、アウグスティヌスによる自由学芸のキリスト教化を中世へとどのように移植したのか、さらに西ゴートのイシドルス『語源誌』の百科全書的教養の意義を探る。カール大帝による教育振興、学校開設、聖職者の育成と民...教化の狙いは、政教一体の帝国の確立と東ローマ帝国に対抗しうる宗教的、政治的機構の創出にあったが、それに関わったアルクインやラバヌスの自由学芸観をとおしてカロリング・ルネサンスを明らかにする。後半は、オルレアンのヨナスの教育論によって中世のキリスト教的人間観と教育理念に光をあて、また世俗の女性で豊かな教養をもつドゥオダの『鑑』をとおして貴族の子弟教育を考察、最後に聖書物語などの聖画像や歌唱、説教などが大衆教育に果たした役割を分析、中世教育の実態に迫る。続きを見る |
目次 | 第1部 自由学芸の伝統と継承(カッシオドルスによる自由学芸—『聖・俗学教範』を中心に イシドルスによる自由学芸—『語源誌』を中心に アルクインによる自由学芸 ラバヌス・マウルスによる自由学芸—『聖職者の教育』を中心に) 第2部 キリスト教教育の展開(西欧中世における貴族の教育—オルレアンのヨナスの『信徒の教育』を中心に 西欧中世における家臣の教育—ドゥオダの『鑑』を中心に カロリング期における民衆の宗教教育) |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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中央図 4A | 372.3/I 94 | 2007 |
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058112008056261 |
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中央図 自動書庫 | 哲学/601/1024 | 2007 |
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005112007009824 |
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書誌詳細
一般注記 | 文献索引: 巻末p17-24 |
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著者標目 | 岩村, 清太(1931-) <イワムラ, キヨタ> |
件 名 | BSH:ヨーロッパ -- 教育
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BSH:西洋史 -- 中世 全ての件名で検索 |
分 類 | NDC9:372.3 |
書誌ID | 1001320100 |
ISBN | 9784862850119 |
NCID | BA81915461 |
巻冊次 | ISBN:9784862850119 ; PRICE:8500円+税 |
登録日 | 2009.09.18 |
更新日 | 2009.09.18 |