<図書>
江戸の男色 : 上方・江戸の「売色風俗」の盛衰
エド ノ ナンショク : カミガタ エド ノ バイショク フウゾク ノ セイスイ
責任表示 | 白倉敬彦著 |
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シリーズ | 新書y ; 135 |
データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 洋泉社 , 2005.5 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | 253p : 挿図 ; 18cm |
概要 | 日本の男色が、支配層の嗜みから一般民衆に拡がり、売色(売春)として成立したのは十七世紀末といわれている。歌舞伎文化の先進地だった上方(京・大坂)では、「野郎歌舞伎」が禁止され、若い役者たちは遊所に流れ込む。その「男色風俗」は、元禄以降に江戸にも伝えられ、上方では「若衆と男」の組合せが基本だが、江戸では、若衆を「裕福な商家の女性」が買うことが優勢になる。その実態は、女装の「美少年」が男女を相手にする...界史的にも珍しい「売色風俗」だった。本書は、「男色図」を介して江戸の性風俗の盛衰を描く「性の図像学」でもある。続きを見る |
目次 | 序章 「少年愛の歴史」だった日本の男色(公家、僧侶、武家と受け継がれた日本男色史 「売色風俗」に変質した江戸の男色) 第1部 男色の先進地、京・大坂の売色風景(京の街で続々と刊行された「性愛書」「男色図」 若衆の養成法までカバーする大坂の「男色文化」 上方の男色情景をほぼカバーする「男色大全」 幕末に向けて衰退化する上方の「男色風俗」) 第2部 武家から出発した江戸の男色風俗(男色・女色取り交ぜた「三人取組」の世界 女の「役者買い」が優勢だった江戸の性風俗 男色の衰退と「陰間茶屋」の隆盛 「役者の世界」に限定されつつあった江戸の男色図 男色の衰亡期に刊行された『枕文庫』) 終章 類例のない独自の道を歩んだ日本男色史(上方の男色、江戸の男色—地域文化の違いに注目する 「する側」「される側」の違い—身分差、年齢差で截然された日本の男色 世界史的にも稀有な女装の美少年たち)続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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中央図 自動書庫 | 384.7/Sh 83 | 2005 |
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058112005064543 |
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書誌詳細
別書名 | 異なりアクセスタイトル:江戸の男色 : 上方江戸の売色風俗の盛衰 |
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一般注記 | 参考文献: p248-250 |
著者標目 | 白倉, 敬彦(1940-) <シラクラ, ヨシヒコ> |
件 名 | NDLSH:男色 BSH:男色 |
分 類 | NDC8:384.7 NDC9:384.7 |
書誌ID | 1001294707 |
ISBN | 489691919X |
NCID | BA72340121 |
巻冊次 | ISBN:489691919X ; PRICE:780円+税 |
登録日 | 2009.09.18 |
更新日 | 2009.09.18 |