<図書>
国家と犠牲
コッカ ト ギセイ
責任表示 | 高橋哲哉著 |
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シリーズ | NHKブックス ; 1036 |
データ種別 | 図書 |
出版情報 | 東京 : 日本放送出版協会 , 2005.8 |
本文言語 | 日本語 |
大きさ | 238p : 挿図, 肖像 ; 19cm |
概要 | 戦没者を「尊い犠牲」として顕彰することで、悲惨な実態を覆い隠し、国民を新たな戦争に向けて鼓舞する。これこそが、国家の本質に関わる重要な課題ではないか。近代西欧の思想書・歴史書から自衛隊のイラク派兵問題、そして靖国問題まで、様々な言説に共通する国民動員の巧妙なレトリックを分析し、“犠牲=サクリファイスの論理”を乗り越える方途をさぐる。この国の現状を批判的に検証する試みであると同時に、犀利な思考に基づ...た、野心的な国家論でもある。続きを見る |
目次 | 1 「犠牲」の論理とレトリック(靖国と「ホロコースト」—何のための「尊い犠牲」か 「英霊」顕彰の過去・現在・未来 ヒロシマ・ナガサキと「尊い犠牲」—抹消される責任への問い 「戦死者の大祭典を!」—国民動員のレトリック) 2 国民・犠牲・宗教—「祖国のために死ぬこと」の歴史(犠牲に結ばれた「国民」—フィヒテとルナン 哀悼と忘却の共同体 神話化される戦争体験—近代ヨーロッパの「英霊」顕彰 〈真の犠牲〉から〈堕落した犠牲〉へ—カントロヴィッチの場合 英霊の血とキリストの血—「殉国即殉教」という論理) 3 「犠牲の論理」は超えられるか(「正戦」と犠牲—ウォルツァーの場合 抵抗と顕彰—韓国の英霊 デリダと「絶対的犠牲」)続きを見る |
所蔵情報
状態 | 巻次 | 所蔵場所 | 請求記号 | 刷年 | 文庫名称 | 資料番号 | コメント | 予約・取寄 | 複写申込 | 自動書庫 |
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中央図 4A | 316.1/Ta 33 | 2006 |
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010112012002911 |
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中央図 自動書庫 | 316/Ta 33 | 2005 |
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032112012009925 |
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理系図1F 開架 | 316/Ta 33 | 2005 |
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058112005044146 |
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