Significance of the Tests of Whole Salivary Flow Rate and the moisture measurement of lingual surface in the Diagnoses of Xerostomia

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Significance of the Tests of Whole Salivary Flow Rate and the moisture measurement of lingual surface in the Diagnoses of Xerostomia

Format:
Thesis/Dissertation
Kyushu Univ. Production Kyushu Univ. Production
Title(Other Language):
口腔乾燥症の診断における唾液分泌量測定と舌粘膜の水分度測定の有用性
Responsibility:
南, 栄(九州大学大学院歯学府口腔顎顔面病態学講座顎顔面腫瘍制御学分野)
Minami, Sakae(Faculty of Dental Science, Kyushu University)
Thesis Advisor:
山下, 喜久 — 中村, 誠司
Language:
Japanese
Academic Year Conferred :
2009.
Conferring University:
Kyushu University.
Degree:
DOCTOR OF PHILOSOPHY (Dental Science)
Degree Type:
Doctoral Degree
Version:
Publisher
Abstract:
口腔乾燥症を適切に診断するためには、自覚的口腔乾燥症状の評価と唾液分泌量の測定が重要であり、自覚的口腔乾燥症状の評価には visual analog scale(VAS) 法が、刺激時唾液分泌量 (SWS) の測定にはガムテストとサクソンテストが、安静時唾液分泌量 (UWS) の測定には吐唾法を用いるのが一般的である。しかし、VAS 値と SWS および UWS の 3 者間の関連はいまだ明らかではないことから、本研究では第 1 に、これらの測定結果を比較検討し、口腔乾燥症の診断に有用な検査法の確立を目指した。 また、簡便かつ短時間で行える口腔乾燥症の新しい検査法には種々の報告があるが、いずれも従来の VAS 法や唾液分泌量測定法との関連性や整合性などの検討が十分とは言えない。そこで本研究では第 2 に、正確性が確立している口腔水分計を用いた舌粘膜の水分度と VAS 値、SWS および UWS との関連性や整合性を検討した。 1. 口腔乾燥症患者における唾液分泌量の検討 シェーグレン症候群 (SS) 患者 50 例、 神経性・薬物性口腔乾燥症 (XND)患者 26 例、健常者 85 例を対象とした。VAS 法、ガムテスト、サクソンテストと吐唾法は従来の方法で行った。VAS 法では、口腔乾燥症患者の全例が、すべての項目で口腔乾燥症状があると回答し、健常者と比較して有意に高値を示した。SS 患者の SWS (平均: ガムテスト 6.34 ml/10 min、サクソンテスト 1.19g/2 min) と UWS (平均: 吐唾法 0.61 ml/15 min) はいずれも健常者と比較して有意に減少しており、各唾液分泌量間にはいずれも正の相関がみられた。一方、XND 患者のSWS (平均: ガムテスト 16.35 ml/10 min、サクソンテスト 3.58 g/2min) は正常範囲であったが、UWS (平均: 吐唾法 0.90 ml/15 min) は健常者と比較して有意に減少していた。また、ガムテストとサクソンテスト間には正の相関がみられたものの、これらと吐唾法間には相関がみられなかった。 2. 口腔乾燥症患者における舌粘膜の水分度に関する検討 SS 患者 44 例、 XND 患者 21 例、健常者 21 例を対象として舌粘膜水分度の測定を行い、舌粘膜の水分度が 29% 未満を「乾燥」、29% 以上を「正常」の 2 群に分類した。SS 患者における舌粘膜の水分度は (平均: 28.6%)、XND 患者 (平均: 30.9%) および健常者 (平均: 31.9%) と比較して有意に低かった。また、SS 患者では 44 例中 23 例 (52.3%) が「乾燥」群に属したが、健常者の全例と、XND 患者の 21 例中 19 例 (90.5%) は「正常」群に属した。VAS 法では、「乾燥」群は慢性的な口腔乾燥症状の項目において、「正常」群と比較して有意に高値を示した。口腔乾燥症患者と健常者の全例を対象として、舌粘膜の水分度と SWS および UWS 間で相関をみたところ、いずれも正の相関を示した。また、「乾燥」群と「正常」群間で舌粘膜の水分度を比較すると、「乾燥」群では SWS が有意に減少していたが (Student's t 検定、p<0.01)、UWSは両群間で差がみられなかった (Student's t 検定、N.S.)。 本研究で得られた結果より、VAS 法では口腔乾燥症患者の全例で口腔乾燥症状があると回答し、また SS 患者では SWS と UWS がともに減少、XND 患者では UWS のみが減少していたことから、口腔乾燥症の診断には VAS 法と、SWS および UWS の両測定法を行い、それぞれを比較検討することが有用であると考えられた。また舌粘膜の水分度は、従来の VAS 値、SWS および UWSと整合性を認める検査方法であり、さらに、SS 患者のような SWS と UWS の両方が減少する重度の口腔乾燥症の診断に有用であることが示された。 Read more
Table of Contents:
要旨 緒言 材料と方法 結果 Ⅰ.口腔乾燥症患者における唾液分泌量の検討 Ⅱ.口腔乾燥症患者における舌粘膜の水分度に関する検討 考察 謝辞 参考文献
要旨 緒言 材料と方法 結果 Ⅰ.口腔乾燥症患者における唾液分泌量の検討 Ⅱ.口腔乾燥症患者における舌粘膜の水分度に関する検討 考察 謝辞 参考文献

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