<博士論文>
ZoledronateのTLR4シグナルを介した自然免疫への関与

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概要 ビスフォスフォネート(bisphosphonate: BP)製剤は骨粗鬆症など骨の脆弱化を特徴とする疾患に対する有効な治療薬として用いられるが、重篤な副作用としてビスフォスフォネート関連顎骨壊死(bisphosphonate-related osteonecrosis of the jaw: BRONJ)を生じる事例が報告されている。BRONJ発症メカニズムの詳細は未だ不明であるが、その発症は顎骨...に限定されており、さらに口腔内は細菌が豊富であるため、細菌感染に対する免疫系の関与も示唆され始めている。一般に細菌に対する免疫反応が惹起されると、その初期段階で自然免疫が重要な働きをする。この自然免疫における代表的な受容体として Toll 様受容体(toll-like receptors: TLRs)が知られている。本研究では、口腔内細菌に多いグラム陰性菌の菌体外多糖(lipopolysaccharide: LPS)と、その受容体であるTLR4を介した炎症反応へのBPの影響を明らかにするために、自然免疫の代表的細胞であるマクロファージを含む各種細胞に対する、窒素含有BPであるゾレドロネート(zoledronate: ZOL)の影響を検討した。続きを見る
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登録日 2013.06.28
更新日 2023.11.21

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