<紀要論文>
熱可塑性樹脂の引圧疲労の発熱係数 : ポリメタクリル酸メチルとポリ塩化ビニール

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概要 材料は疲労中に加えられる外部からの仕事をほとんど熱エネルギーに変え発熱消散させる.この発熱現象は今日まであまり重要視されていなかったようであるが,その機構は疲労の機構と密接に関係していると思われる.この研究では,熱可塑性樹脂であるポリメタクリル酸メチルとポリ塩化ビニールについて,疲労発熱による温度変化の測定から応力繰返し1サイクル当りの発熱量を計算し,それと疲労寿命との間に疲労破壊の規準となる一定...の関係があることを示した.この関係式に周囲温度が与える影響は熱活性化過程におけるものと同じ形に表わすことができる.同じ応力振幅での発熱量の大きさは,周囲温度に影響されない.続きを見る
目次 1. 緒言
2. 試験片および試験方法
3. 結果
3.1 S-N曲線と温度上昇
3.2 発熱係数と疲労の規準式
3.3 疲労の規準式の周囲温度依存性(PMMAについて)
4. 考察
5. 結語

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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04

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