<紀要論文>
空気防波堤の研究に就いてⅤ : 日本鋼管鶴見造船所に於ける現地実験 : 1 : 第11号(昭.33)台風来襲時の性能テスト

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概要 昭和31年4月日本鋼管鶴見造船所港内艤装岸壁に空気防波堤を布設し,暴風時の繋留船舶の保護が計画された.こゝは浅海であるため非常に困難を思わせたので,その対策として庇護海面を極度に限定し,他方悌子型多孔管を使用し有効深度の増加を画した.当初消波対象波長も25mとして,空気量100 m^3/minにて波高を30%低減さすことを以て満足することゝし,昭和32年8月多孔管を布設しテストの機会を待った. そ...の後暴風の機会なく昭和33年7月22日になり初めて11号台風の来襲を受け,観察によるばかりでなく,波形記録に依つて性能テストが行われた. 暴風の最盛期の波浪は周期5.2秒(波長42m)であったが,空気防波堤によつて波高は約20%低減され,そのため船体の動揺を防ぎ岸壁に於ける越波を防ぐことが出来た,この効果は予期以上のものであるが,理論的にも推論されるところである.この報告に於てはこの暴風時のテストの資料整理及び成果が報告されている.続きを見る
目次 1.緒言
2.11号台風の概要
3.港内に於ける波浪の概要
4.艤装岸壁に於ける空気防波堤
5.台風来襲時に於ける岸壁の状況
6.空気防波堤作働状況
7.∇-域内の波浪と空気防波堤の効果の概要
8.波形記録
9.
10.消波性能
12.暴風の最盛期に於ける性能の理論的推定
13.総括及び結語
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登録日 2022.01.18
更新日 2023.03.04